Vol.5【難病・脊髄小脳変性症】日常的にどのような運動をしているか

 こんにちは、ぶれいめんです。

 最近は咳が続いてます。毎年季節の変わり目には体調を崩すことが多いのですが、特にこの時期は咳がひどいです。ハウスダストかな?とも思いましたが、その場合、一年中咳が出るはずなので、花粉症だと思っています(のどだけに症状が出ることもあるようです)。幸い鼻や目には影響が出ていませんので、それが救いです。

 今年はすでに花粉が飛散しているようなので、花粉症の方にはしばらく辛い時期が続きますが、薬とマスクでやり過ごすしかないですね(´;ω;`)

 さて、今回は日常的に僕がどのような運動をしているかお話したいと思います。症状が進行しているわけではないので、専門的なリハビリは行っていませんが、多少なりともふらつきは自覚していますので、自分が考える有効な運動について説明していきたいと思います。

 今回はこのような流れでお話していきます。

1.病気が分かるまで
2.病気と分かってから始めたこと3.病状が進行する中で有効だと思うこと

1.病気が分かるまで

 元々、それほど運動が得意ではなかったのですが、特別苦手というほどでもありませんでした。中学・高校は部活への入部が必須でしたので、僕は剣道部に入部して活動していました。平日の放課後、土曜日と練習に参加しており(僕のころは、たしか中一か中二までは土曜日の午前中は学校がありました)、土曜日の夜は市の体育館で行われる合同練習にも参加していました。

 その後、大学生になりましたが、大学では特に運動部には所属せず、もっぱらアルバイトに精を出していました。

 その後、就職し会社員になりましたが、会社ではフットサルやゴルフコンペに定期的に参加していました。若手ということで幹事もやっており、今思うとかなりアクティブに行動していたなと思います。

 プライベートでは、所属部署でバーベキューをしたり、キャンプに行ったり(これは運動ではありませんが)、特に体調を気にすることもなく普通に過ごしていたと思います。

 ただ、今になって思うと、会社員として働きはじめた当初から「走りにくさ」は感じていたように思います。

 普通に仕事している分には、全速力で走る機会はそれほどありませんが、運動する時はどこかしらぎこちない動きを自覚していたと思われます。この時期は父親の病気が判明した時期でもあり(2月11日のブログをご参照:Vol3【難病・脊髄小脳変性症】病気と働き方について① https://bureimen.xyz/?p=287)、この病気が遺伝性のものであると認識もしていましたが、周囲からも特に歩行・走り方について指摘されることもなかったため気にしていませんでした。

2.病気と分かってから始めたこと。

 その後、脊髄小脳変性症であることが判明するわけですが、同時に働き始めてから、体重増加が気になり始めていたので、ダイエットも兼ねた、ふらつき軽減のために「下半身を鍛えること」を始めました。

 現在、僕がやっていることは以下です。

ほぼ毎日やっていること

  • 腹筋 x 50回
  • 背筋 x 50回
  • レッグレイズ x 50回

 たまにさぼりますが、ほぼ毎日やっていることは、この三つです。

 これはふらつき軽減というよりは、ダイエット、体重管理がメインになってきます。

 ただ、レッグレイズについては、下腹と同時に太ももの強化にも有効で、(これは僕の私見ですが)ふらついて体重を支える場合、特に階段の昇降で体重を支え、ふらつきを抑えることに効果的に働いているような気がします。

週一でやっていること(これから再開すること)

  • ジムで水泳、水中ウォーキング

 すみません… これは今はやっていません。ただ、近い将来、再開する予定です。

 昨年夏頃までは定期的にやっていましたが、これはダイエット・下半身強化に非常に有効です!

 水泳は全身運動ですので、ダイエットは言わずもがなですが、僕がお勧めしたいのが「駆け足水中ウォーキング」です!

 要領は、太ももを高く上げて、駆け足気味に水中を歩くことです。別に歩かなくても、その場で足踏みするだけでも良いのですが、景色が変わったほうが飽きが来ないですし、何より達成感が得られるので非常におすすめです。

 僕は一回ジムのプールに行くと、最低1時間は水泳と水中ウォーキングをするのですが、目安としては25メートルプールを2往復(100m)したら、水中ウォーキングを10分ぐらいしています。

 泳ぐ場合も疲れないようにメインは平泳ぎです。たまにクロールもしますが、ポイントは「疲れずに続ける」こと。水中では浮力が働きますので、陸上ではぎこちない動きでも、スムーズにそれなりの負荷の運動を継続することができます。

 ただ、一点プールから上がると一気に疲れが襲ってきます。急にやりすぎると足がふらふらになりますので、そこだけはお気をつけください!

3.病状が進行する中で有効だと思うこと。

 あくまで僕の私見ですが、父親の症状の進行、自身の今の状態を踏まえて、以下の二点に気をつけるべきと考えています。

  • 体幹強化(脚の筋力維持)
  • 体重管理

体幹強化(脚の筋力維持)

 体幹強化(脚の筋力維持)は非常に大事だと思っています。

 健常者の方でも加齢に従って、脚から衰え始めますが、この病気を抱えている場合、なおさら脚の筋力維持が重要と思います。

 この病気で一番怖いのは転倒です。ふらついた時に体重を支えることができなければ、骨折や頭を打った場合、最悪の事態が起こりうる可能性があります。

 実際に僕の祖父(今考えると祖父も脊髄小脳変性症だったと思いますが、症状が顕著になったのが70歳過ぎで、はっきり診断されたわけではありません)が、ふらついた際に壁に頭をぶつけ、脳内出血を起こし、手術をしました。その後、言葉がしゃべりにくくなり、歩行困難で寝たきりになりました。

 僕は、まだ専門的にリハビリを受けているわけではありませんが、体幹を鍛えることが二次被害の軽減につながることは理解できますので、もし既に専門的にリハビリを受けている方で、他にも有効な運動をご存知の方は情報共有させていただけると幸いです。

体重管理

 これも非常に重要だと考えます。

 そもそも、適性体重をキープすることで、ふらつき→転倒のリスクを減らせますし、肥満による他の病気になる可能性も減らせると思います。体幹の強化 + 体重管理をセットで行うことが有効ではないかと思います。

 僕の父親のケースですが、肥満気味で主治医からも体重を減らすように言われています。食べることが楽しみでそれを奪ってまで体重管理となると行き過ぎと思いますが、ストレスにならない範囲で管理することは必要ではないかと思います。

 さて、ここまで病気の進行に対処する上で、運動を継続することが大切であることをお話ししました。

 病気のためと考えると、気分が重くなってしまうので、自分が楽しみながら続けることがベストかと思います(特にプールでの水泳・水中ウォーキングは楽しみながら続けられると思います)。

 この病気は自立歩行困難などで、いずれは外出することも制限されてしまう可能性がありますが、自分の体調を維持することで、そうなることを少しでも先延ばしすることは可能と思います。病気を抱えた上で、いかに生活の質(Quality of life)を高めていくかが大切で、その一つが日常的に運動を継続することにあると思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 また次回よろしくお願いします! 

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